第7回ニッポン新事業創出大賞

公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(略称JNB)では、第7回ニッポン新事業創出大賞の「企業部門」「アントレプレナー部門」  

「支援部門」3部門の受賞者を決定いたしましたので、お知らせいたします。   

                

                   2012/10/16 軽井沢プリンスホテルにて、授賞式が開催されました。

                ◆ 審査委員会 ◆ 

                委員長   松田 修一   日本ベンチャー学会理事、早稲田大学名誉教授

                委  員   各務 茂夫   東京大学教授(産学連携本部 事業化推進部長)

                  同     今野 由梨   ダイヤル・サービス(株) 代表取締役社長

                   同     長友 滋尊   公認会計士、長友公認会計士事務所所長

                  同     野長瀬 裕二  山形大学教授 学術博士         

                  同     吉田 總一郎  (株)吉田籐兵衛アンドカンパニー 代表取締役社長    

                                                              (五十音順)         

 

企業部門

本大賞の【企業部門】は、@商品・サービスの新規性、A新しいマーケットの創造、B経営手法の革新性、並びに、C事業の成長性・収益

性・将来性、更には、D経済・社会・地域への貢献度、波及効果を審査し、受賞企業を選出致しました。

         

【最優秀賞】

 経済産業大臣賞

 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社アイグラン 

 代表取締役  重道 泰造 氏

 

 http://www.aigran.co.jp/

<事業概要>

サービス業の視点を取り入れた株式会社による認可保育園と事業者内保育園の「保育サービス」事業。社会福祉法人主体の認可保育園運営ではスムーズに認可開園が運ばないが、株式会社として行うことで早期開設が可能となり待機児童が減少、園開設による波及効果として雇用も創出される。更に、育児家庭でも入園により就業機会が増える等、ダブルでの雇用創出が実現できる。子供を預けて勤務が出来ない医師・看護師に対し、病院内保育園を24時間365日開園し、地域医療への間接的貢献も果たす。

<受賞理由>

旅行カバン等のレンタル会社としてスタートしたが、2001年9月11日米国同時多発テロ事件により、事業の縮小をせざるを得なくなった。社会的ニーズの必要性を受け止め、株式会社として認可保育園と事業者内保育園の「保育サービス」に進出した。株式会社としての早期開園により徹底した育児家庭ニーズに合った事業展開で急成長している。全員保育士の資格を持つ均質サービスの徹底にこだわり、特に病院内保育園では、緊急患者用に対応する医師・看護婦のニーズに対応し、24時間365日開園している。株式会社であるので、建物建設の補助金はないが、重道泰造氏の熱い思いを推進する社内システムを構築し、さらなる社会貢献が期待される。

【優秀賞】

  公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 岡山県青果物販売株式会社

 代表取締役社長  大西 直規 氏

 

  http://www.umaina.co.jp/

<事業概要>

生鮮品販売会社が製造業に参入し、製造したその商品を販売する自社店舗を全国の百貨店に展開、加えて農産素材生産まで取り組む6次産業事業者(生産者から全量買取した後、加工・製造、自社店舗で販売と1社で農商工連携を実現)。具体例では、「おかやま桃子」(岡山県産果実素材を使用した土産品のブランド総称)の商品シリーズで、桃のプリンや水ようかん、チーズムースなどを販売し、地域商品として成功している。農素材生産では、県の過疎地で農業生産法人を設立し、農地流動化と環境保全も促している。

 

  KTX株式会社 (旧 江南特殊産業梶j

  代表取締役社長  野田 泰義 氏

 

  http://www.ktx.co.jp/

<事業概要>

ポーラス電鋳金型と新工法であるリアルステッチ工法を組み合わせた世界でも類をみない自動車内装部品凹引き成形金型事業。電鋳加工の際、革貼りモデルとシリコンゴムを剥がすという不可能に近い工法を確立したことで、従来品と比較すると、省エネ生産、重量軽量化と共に、高級ソファーをイメージするような本革の質感やステッチ糸の縫製感も表現でき、本物と見間違えるほどのリアル感・高級感を実現した。国内外の自動車メーカーに採用されステッチブームの火付け役となった。

【特別賞】

  公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社ベルニクス

 代表取締役社長  鈴木 正太郎 氏

 

  http://www.bellnix.co.jp/

<事業概要>

新しい発想で、転倒などの自転車事故から子供の安全性を高めた「電動自転車」の開発事業。さいたま市にEV事業の一環として提案を行う。この考案した構造は、ハンドル部分にチャイルドシートを設置しない為母親が機敏に運転ができること、更に、ハンドル部分より低位にこのシートを設置する為転倒時に頭部ショックを軽減する仕組みであること、により特許も出願している。また非常時には、自転車に付いているリチウムイオン電池を取り外し、LED照明として、携帯電話の充電装置としても使用できる。

 

 株式会社山寿セラミックス

 代表取締役社長  佐橋 家隆 氏

 

 http://www.yamajuceramics.co.jp/

<事業概要>

雑音(他の周波数)をカットして必要な信号だけを取り出す役割を持つ携帯電話やTV電話等に使用される「SAWフィルタ」用圧電性単純結晶を製造する事業。現在世界シェア30%を有する商品(ブラックイエローLT)は、従来品と比べて低コストと機能性が強化(スマートフォンのような多機能型携帯端末の小型化など)され、’08年にはこの技術で特許を取得している。今後もスマートフォン向けに需要拡大が見込まれる。

 

 株式会社アヤボ

 代表取締役社長 兼 CEO  塚本 恵三 氏

 

 http://www.ayabo.com/

<事業概要>

通常はコーティング工程の際には、コーティングと研削・研磨工程は別々の会社で行われることが常識であったが、この2つの工程を同一工場内でトータルに管理する「一貫制生産」とした新事業。コーティング工程では、これまでにない高い切削性能を工具にもたらす「ナノワープ」の開発に成功実用化できたことや研削・研磨工程では、工具形状に合った専用プログラムにより、最新鋭の研削機械を制御することで高精度研削・研磨を実現している。

 

 

アントレプレナー部門

本大賞の【アントレプレナー部門】は、企業部門の審査基準である、@事業の新規性・革新性、A事業の実績評価、B経済・社会・地域への貢献度、波及効果に加え、特に、アントレプレナーマインドが旺盛な経営者を審査し選出致しました。

 

【最優秀賞】

 中小企業庁長官賞

 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社アルファポリス 

 代表取締役  梶本 雄介 氏

 

 http://www.alphapolis.co.jp/

<事業概要>

Webサイトの運営及び出版事業によるエンターティメントの提供が事業。特に「Webコンテンツ大賞」の名称で、恋愛小説・ファンタジー小説・ミステリー小説などの各ジャンルに分けて毎月ウエブサイト上で人気投票を行い、大賞・読者賞を選出して、受賞作は出版化・商品化を行う。大人の女性向け恋愛小説の連続出版で「エタニティブックス」というレーベル化も実現した。投票した読者には抽選で賞金が当たり、自らが投票した作品が大賞を受賞した際には、その投票者の当選確率が高くなる仕組みも取り入れている。

<受賞理由>

広告会社でイベント事業に従事していた梶本雄介氏は、インターネットで読みたい本がない、出版に問題があるのではないかと疑問を感じ、課題解決のために当社を起業した。「WEBコンテンツ大賞」の名前で、恋愛小説・ファンタジー小説などの人気投票レースを毎月行い、受賞作の出版化・商品化を行うエンターテイメント事業である。インターネット上で人気小説・人気作家を素早く・大量に捕捉し、変化の速い小説のトレンドに対応し、売れ筋の書籍を安定的に、かつ多く出版することを可能にした。従来型の書籍出版会社が苦戦している中で、ヒット確率の高い当社のビジネスモデルは、業界に新たな風を送り込み、毎年50%業容は拡大している。

【優秀賞】

  公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社アイキューブドシステムズ

 代表取締役  佐々木 勉 氏

 

 http://www.i3-systems.com/

<事業概要>

スマートデバイス(情報処理端末;スマートフォンやタブレット端末を総称)やアプリを遠隔制御する仕組みをサービスとして開発・提供する事業。提供商品名は「CLOMO」で、企業がスマートデバイスを導入する際に足かせとなるセキュリティや管理方法などの課題を解決する運用プラットフォーム。iPhoneやiPadなどのiOSデバイスをリモートで制御する国内初のMDM(Mobile Device Management)としてサービスインし、2010-2011と2年連続でトップシェアを獲得した。効果的な活用方法を提示して企業競争力の向上を目指す。

 

 木村情報技術株式会社

 代表取締役  木村 隆夫 氏

 

 http://www.k-idea.jp/

<事業概要>

特にライブ配信のレベルの高さを厳しく要求される製薬会社や医療系学会をメインに、医療従事者に向けた「多地点高画質ライブ配信」を開発・提供。パワーポイント等で作成したプレゼン資料を高画質に取り込む技術やその他ライブ配信に係る全てのサービスをワンストップ提供できる強みにより、差別化を図っている。海外で実施される医療系国際学会を日本向けにライブ配信する事業も視野に入れており、先ずは年内にアメリカ支店の設立を行う予定である。

【特別賞】

  公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社ジーンデザイン

 代表取締役  湯山 和彦 氏

 

 http://www.genedesign.co.jp/

<事業概要>

核酸医薬品原薬の研究開発と核酸材料の製造販売事業。核酸医薬品とは、DNAやRNAなどを医薬品とするもので、抗体医薬品(癌細胞など特定の細胞だけを狙い撃ちする)に続く次世代バイオ医薬品で、従来医薬品が発病後の各種症状緩和改善を目的とするのに対し、病因に関与する遺伝子に最も近い段階で作用して病態自体を発生しにくくするもので、難病患者に対しても有効性の高い医薬品開発が可能とされている。2010年11月には、国内初の核酸医薬としての医薬品製造業(無菌原薬)の許可を取得している。

 

 株式会社ブルックマンテクノロジ

 代表取締役社長  青山 聡 氏

 

 http://brookmantech.com/

<事業概要>

日本発(初)のカスタムイメージセンサメーカー。特に自社で開発したCMOS(シーモス)イメージセンサでは、例えば、月明かり程度の照度0.01ルクスでも、明るくてノイズの少ない画像を撮影でき、同時にその1万倍以上の明るい画像を白飛びすること無く撮影することも可能とする「超高感度」品と、1秒間に2千回のシャッタ映像及び出力が可能な「超高速度」品の2製品を開発販売する。また従来より低消費電圧で動作するため、超高感度カメラの小型化・低コスト化に大きく貢献している。

 

 株式会社ビズリーチ

 代表取締役  南 壮一郎 氏

 

 http://www.bizreach.jp/

<事業概要>

エグゼクティブ(管理職・スペシャリスト)に特化した日本初の唯一の、求職者課金型転職サイト事業。企業のエグゼクティブ向け求人情報は、既存の転職サイトに掲載されることが非常に少なく、従来はヘッドハンターに依頼していた為求職者には全ての求人情報を知ることが出来なかった。この事業は、求職者が利用料金を支払って登録することで、応募条件に見合わない候補者が大量に応募することもなく、限られた情報に限られた求職者達が集まる結果をもたらし、効率よく転職先が探せるメリットがある。

 

      

                                                                 

支援部門

本大賞の【支援部門】は、斬新な支援制度を構築・実施することで、新事業創出やその事業運営を長年支援して、著しい実績を上げた個人 (グループを含む)を審査し選出致しました。

 

【最優秀賞】

 経済産業大臣賞

 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社ナード研究所 

 相談役  荒川 守正 氏

 (HP)http://www.nard.co.jp/   (ATAC)http://www.atac.ne.jp/  

<支援概要>

<受賞理由>

荒川守正氏は、創業したナード研究所の会長に就任した1987年以降支援活動に注力した。シニア技術者を活用し、中小ベンチャー企業の支援を20年以上行っている。相談内容に対して、最適な専門家をチームとして組成し、対応することに特性がある。モノづくり国家日本を牽引してきたOB技術者を、後進の中小ベンチャー企業の支援に充てる民間ベースのモデルケースである。

<支援事業の

      特色>

シニア技術者の力を活用して中小ベンチャー企業の支援を20年以上継続。主な支援事業としては、平成3年に、(財)大阪科学技術センターの創業30周年事業に、企業OBの技術者集団を組織化したコンサルティング事業(ATAC)を提案して実践する。
この事業は,中小企業のニーズに応じてコンサルティング契約を締結(通常3か月〜6か月毎)し、有料でサービスを提供する。中小企業から相談を受け付け、現場視察を交えた詳細な打合せを通じて問題点を抽出、その問題点に応じて、あらかじめ高度な専門知識を持つ企業OB等の専門家約30名の中から荒川氏が適切な数名を選び、チームで中小企業に対してコンサルティングを行なうもの。また、チーム内で対応できない問題については、専門家の個人的なネットワークで適切な外部資源を探し出すことで対応している。事業開始後の3年間は,財団から運営費の補助を受けていたが、各中小企業から実績が認められ顧客が増加しており、大阪以外にも、奈良・和歌山・広島にも設立された。

 

【優秀賞】

  公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会会長賞

 

 株式会社システムサプライ

 代表取締役社長  門脇 武一 氏

 (HP)http://www.system-supply.net/     (HP)http://www.okhotsk.or.jp/isopp/ 

<支援概要>

<受賞理由>

門脇武一氏は、10年間、農業の6次産業化の先駆け事業を実践・支援してきた。北海道オホーツク地域の農家と企業が集まる異業種交流から生まれたもので,農産物の生産・販売に加えて、食品の製造・販売を行い農業を核とした地域活性化を支援してきた。また,農産物の安全と品質を高めるために、食品の品質管理や管理手法を、加工面に取り入れ、生産活動でのゼロエミッションを支援を継続している。

<支援事業の

      特色>

2002年、オホーツク地域の異業種交流の積み重ねの中から誕生した潟Cソップアグリシステムを創業。同地域の農家と企業が集まり「安心・安全・健康」をキーワードに地域循環型の環境保全農業を目指すために設立された農業生産法人で、オホーツク圏全体をほ場から食卓まで、食に関する総合企業に見立て、農産物の生産・販売の他、地域の農産物を使った食品の製造・販売を行うとともに、農業を核とした地域活性化を目指す。名称であるイソップ(ISOPP:ISO14000&HACCP&Precision Agriculture)とは、食品の品質管理手法であるISO9000に、食品の衛生管理手法である「HACCP」を組み合わせて農業生産に取り入れること(農業HACCP)で農産物の安全性と品質を高める意味と、生産活動で地域環境負荷を継続的に改善する「ISO14000」、そして精密農業と訳される「Precision Agriculture」の頭文字からなる。
「イソップコリドール」と称される、ゼロ・エミッション地域循環科学システムを構築している。

 

 DTF(デスクトップファクトリー)研究所

 会長  平出 正彦 氏 (兜ス出精密 代表取締役)

 (HP) http://www.dtf.ne.jp/      (平出精密) http://www.hiraide.co.jp/

<支援概要>

<受賞理由>

平出氏は、長野県で小さい機械等を合理的かつ短納期・低コストで製造することをテーマに、共同研究を行うDTF研究会を組織し、製造業に携わるスペシャリストや21世紀産業の画期的成長に挑戦する者を支援してきた。研究会に4分科会を作り、研修会・講演会を通した情報発信基地づくり、共同研究や国内外への展示会への出展、ミッション派遣や交流を通して、具体的な製品開発や製品の販売という成果を上げている。

<支援事業の

      特色>

本研究会は、諏訪地域をデスクトップファクトリー(DTF)の情報発信基地・DTFユニットの集約基地に育て上げ産業活性化の基盤を造る為、生産システムのDTFに関する共同研究を行うことを目的としている。主な研修(学び)としては、マイクロマシーンの開発状況、小型ロボットの技術要素、装置小型化の世界動向マイクロファクトリーと省エネルギー、ナノ・マイクロもの作りなどなど、今までに70テーマでの講演による研修を手始めに、諏訪圏工業メッセ・国際ロボット展や海外展示会への出展、更には近年では欧米各国へミッション派遣も行い、生産方式についてのディスカッションや企業プレゼンなど、積極的に活動している。具体的な会員企業による製品・成果実例もあり、国内外に販売され実績を挙げている。国際交流事業にも積極的に取組み、スイスローザンヌ工科大学やフランスのオートサボア県(精密工業の一大集積地)とのMOUの締結をはじめ、中小企業が共同で活用できる海外販路開拓拠点を構築する等大きな成果をあげている。

 

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